「離婚したいけど、子どもがいるから簡単に決められない」
と悩んでませんか?
お子さんがいるとお金も育児も不安だし、
離婚による精神的影響も気になるところ。
ここで離婚せずいるのが正しいかどうかわかりませんよね。
もしかしたら離婚した方が良いかもしれないし、あるいはこらえるべきなのかもしれません。
私
もちろん当時はホントに迷ったし、今でも正しかったのかわからない部分もあります
わたしの話:離婚に迷うわたしが離婚を決断した3つの理由
このページは、「子ありで離婚するべきか」と悩むあなたに。
1・実際に離婚してみたわたしのその後
2・迷うときの判断基準
3・別居のすすめについて
4・悩むうちにしておくべきこと
5・子どもがいる場合に離婚に良いタイミング
これらをお話していきます。
しっかり読むことで、お子さんとあなたの幸せを守るヒントとなりますよ。
子ありで離婚したわたしの感想と状況
まずは、実際に子あり離婚をしたわたしの状況。
ざっくり自己紹介と経緯をまとめます。
↓
●30代前半で離婚
●娘は当時2歳(現在3歳)
●6ヶ月の別居を経て離婚
●現在は娘と2人暮らし
●娘は離婚前の性
(とくになにもしなければ父親の性から変わらない)
●旦那と娘は会っていない
(中途半端に会わせる方がかわいそうだと判断)
●手取りは手当と養育費含め25万円弱
こんな感じで現在はシングルマザーとして生活中。
あなたが似たような状況であれば参考になると思うので、
- 子どもの様子
- 離婚してよかったこと
- 大変になったこと
これらを順番にお話していきますね。
離婚が子どもに与えた影響
子どもの様子ですが、
むしろ離婚前より活発で明るくなりました。
というのも、我が家はモラハラ旦那でたまに暴力もあったため、
娘はそれに萎縮してしまっていたんだと思います。
関連:モラハラ夫と離婚するべきか迷うあなたへ【決め手はたった2つ】
また、わたし自身ストレスで暗くなっていたため、
それも不安にさせていた要因かなと。
最初こそ「お父さん」と口にすることもありましたが、
いまではすっかり生活に慣れたようで、これといって精神的ダメージを与えた印象はありません。
うちの場合は娘が物心つく前に離婚できたのでこのくらいの影響で済みました。
しかし、これが小学校~高校生くらいの多感な時期だったら難しいです。
離婚してよかったこと
離婚してよかったなと感じるのは、
なんといってもストレスからの解放感。
これに関しては離婚に迷うくらいですから想像に難しくないかもしれません。
だけど、想像していた以上にストレスフリーです。
一緒に暮らしたくなくて離婚したので当然ですね。
家事の負担も減ります。
あくまで「わたしの場合は」なので、
旦那さんとそこまで関係性が悪くなければ寂しいかもしれません。
子あり離婚で大変なこと
解放感と引き換えに大変になったこと。
それは一言でいえばやっぱり「時間がない」です。
稼がなくちゃいけないのでフルタイム勤務。
家事だってこなさなくちゃいけません。
保育園への送迎だってありますし、保育士さんとの連携も欠かせないです。
もちろん娘の感情面のケアもおろそかにできない。
美容院なんてもうしばらく行っていません。
ひとりの時間はないし、友達と遊ぶにしても娘と一緒です。
ハッキリ言って、仕事に比重が傾きすぎて家事と育児はおろそかになりがちです。
土日にやっと掃除機かけられるかどうかっていう感じ…生きてくのでやっとという状態です。
なにより、娘に向き合う時間が少ないのは申し訳ないしわたしもツラいです。
たぶん大変なことの方がよっぽど多いです。
それでも世間は「自分が離婚したんだろ」という目でしか見てくれないです。
よかったことは旦那と離れられたこと。
そして悪かったことは時間もお金も自由もなくなること。
ただ、それを天秤にかけても、
わたしは離婚して良かったと思っています。
子ありで離婚するべきか迷うときの判断基準5つ
さて、わたしの自分語りを聞いたとて、
あなたの離婚への迷いは吹っ切れないですよね。
ここからはもっと客観的に、
「なにを基準に離婚を判断すればよいのか」というポイントについて。
- 夫婦仲
- 覚悟
- 周囲の理解と協力
- 子どもの年齢
- あなたの気持ち
実際に離婚を経て感じた点を5つ解説していきます。
夫婦仲はどうか
ひとつめは夫婦仲。
旦那さんとの関係はどうですか?
もし仮面でもなんとか夫婦のカタチを保っているなら離婚は待つべき。
だけど、ものすごく冷えていたり、言い争いや一方的な暴言・暴力があれば離婚。
旦那さんの浮気とかも苦しいですよね。
関連:旦那の浮気で離婚するか悩んだら、こうすればいい【たった1つの選択肢】
っていうのも、
夫婦仲が悪ければ、子どもにとってはシングルマザーよりも悪影響になるからです。
良くない家庭環境で育った子どもって、
必ず心に傷をおってなにかしら精神障害を抱えるそうですよ。
子どもには見せないようにしていても、
おもった以上に子どもって両親を観ています。
お母さんが病んでるとそれを察知するんですね。
私
そのため、「このままの関係じゃ子どもに良くない。かといって修復はムリ」って思うなら離婚に一票。
「夫婦仲はそんなに悪くない。他に離婚したい理由はある」「修復できるかも」っていうのは待ったに一票です。
1人で生活していく覚悟はあるか
精神論になっちゃいますが、
「ひとりで生活する覚悟はあるか」がふたつめの判断材料。
さっきも申し上げましたが、
シングルマザーとして生きてくのはキツイです。
慣れと言えばそれまでなんですけど、
たまに発狂しそうになることもあります。
離婚する前から「親に頼ろう」なんて考えがあるならやめておきましょう。
まずは「絶対わたしがひとりで子どもに不自由させない!」っていう意思がないとどこかで破綻します。
頼れる人間はいるか
とはいえ、覚悟とは別に「頼れる人間はいるか」っていうのも考えておきましょう。
基本的には親御さんになるかなと思います。
もしくはよっぽど信頼できる友達。
いまからママ友を作っておくのもオススメです。
好きな人でもいれば、再婚も考えてるかもしれませんね。
関連:好きな人がいて離婚に迷うなら、決断は待つべき【後悔した体験談つき】
「頼れる人間がひとりもいない」っていう状態での育児は想像を絶するものがあります。
そのあたりも基準に離婚を考えましょう。
子どもの年齢
わたしは娘が小さいうちに離婚しましたが、
これが思春期の多感な時期なんかだともっともっと慎重に考える必要があります。
「離婚するのに適したタイミング」っていうのはこの後お話しますが、
基本的に小学校~中学校あたりだとシビアに考えなくてはいけません。
逆に、まだ子どもが小さいとか大きくなってるなら良いかも。
あなたの気持ち
そしてなにより、
やっぱりあなたの気持ちを最優先してください。
子どものこと、生活のこと、
いろいろあるとは思いますが、
あなただって1人の人間です。
確かにお子さんは大切。
だけど、そのためにすべてをガマンして、人生を捧げる必要はないと私は考えます。
お金がないとか不安材料があっても、
「もうダメ」と感じるなら勇気を出して離婚しましょ。
お母さんが精神的に健康でいること。
それはお子さんのためにもなりますから。
子どもがいて離婚すべきか迷うときは別居がオススメ
自分の話ばかりで恐縮ですが、
わたしは離婚の前に6ヶ月ほどの別居期間がありました。
もし離婚に迷っていて決断できないときは、
同じように別居をオススメします。
別居するメリットは3つ。
- 擬似的に解放感を味わえる
- 子どもの反応を見れる
- ひとりで生活するメリデメを感じられる
籍はそのままとりあえず解放される
別居ひとつめのメリットはなんといっても旦那さんと離れられること。
その解放感をリスク低めに味わえることでしょう。
「離婚したい!」ではなく、
フタを開けてみたら「1人になりたかっただけ」ということもあります。
いちど離れてみることで自分の気持ちの変化を確かめられるのが別居のメリットと言えますね。
子どもの反応を窺える
わたしの場合、別居してしばらくしたら娘が夫のことを口にするようになりました。
(おかげで離婚に余計迷ったのですが…)
しかしその後、それほどでもなくなってきたため離婚。
こんな風に、「父親と離れてみて、子どもはどう感じるか」を見届けられます。
反応によってはさらに迷うかもしれませんが、
最悪は戻れるというのは大きいですよね。
シンママ体験となる
別居中は家事と育児をひとりでこなすことになります。
経済面では婚姻費用がもらえるのでそこまで負担は少ないかもしれません。
(旦那さんに十分な収入があれば)
家事と育児を完全ワンオペでこなすことにより、
「実際に離婚してこれをずっと続けられるか」を体感することになります。
私
ちなみに、お子さんがいるなら別居する場所は近くにしましょう
通学や通園に困りませんし、なにかあったときに旦那さんを頼ることもできます
子ありで離婚するべきか悩んだらすべきこと3つ
このページを読んでも、
おそらく完全な決断というのは難しいですよね。
それは正常ですし、まだまだ考える余地があるということなのだと思います。
さて、とはいえただ漫然と日々を過ごしていれば、
自動的に「離婚しない」という未来に落ち着いてしまうでしょう。
ここからは、
「離婚に悩む間にするべきことと注意点」について。
- 経済活動をしておく
- 旦那さんを悪く言わない
- 迷うときは相談
この3つをご紹介します。
経済的活動をしておく
離婚する・しないは置いておいて、
いずれにしても経済活動をしましょう。
専業主婦であればパートや内職を考える。
節約して貯金をしておく。
ワーママなら副業を検討する。
もし離婚するとなったらお金は必要ですし、
しないという選択でもムダにはなりません。
お金ができたり仕事を持ったりすることで、
それが離婚への後押しにもなります。
旦那さんを悪く言わない
旦那さんが嫌いだとしても、
子どもの前で旦那さんを悪く言うのはNG
離婚しないとなれば夫婦の関係に亀裂を生みますし、
子どもからしても父親を悪く言われるのは傷つきます。
また、「お母さんはお父さんが嫌いなのに、離婚しないのは自分がいるからだ」なんて考える原因にもなり、
お子さんにとっては百害あって一利なしでしょう。
離婚するとしてもお子さんの心に傷が残ったり軋轢を生む原因となります。
離婚しないうちはもちろん、
離婚してもパートナーの悪口は子どもの前で言わない。
表面上でも子どもを愛する両親でいること。
それは親の責任だとわたしは思います。
私が子ありで離婚する勇気を持てたワケ
わたしは占い師の助言もあって離婚しました。
占いがすべてではないけど、
あれがなかったら子ありで離婚なんて踏み切れなかったかもしれません。
私
ほかに相談できる方がいれば良いのですが、
ひとりで抱え込んでいるならわたしのように占い師さんに迷いを話してみるのも良いでしょう。
占い師さんについては「占い|「離婚するべきかわからない」私の迷いを消した占い師」のページで解説しています。
子供がいるときの離婚に良いタイミング
離婚するかどうか決めてないうちでも、
考えておきたいのが「いつ離婚するべきか」
お子さんがいるとなれば時期もある程度気にする必要があります。
あくまで一般的にですが、
離婚に良いとされるタイミングは以下の3つ。
- お子さんが小さいうち
- 卒業や進学のタイミング
- 成人してから
私
小さいうち
わたしのケースはこれですね。
子どもがまだ小さければ、
親と離ればなれになる寂しさは少なくなります。
親権も母親がとりやすいです。
再婚もしやすいでしょう。
その反面、幼い頃の親の愛情はその後の人格形成に大きな影響を与えます。
もし離婚したら、十二分にお子さんに愛情を注ぐ必要もあります。
卒業や進学のタイミング
離婚によって子どもの環境に影響がでるのは避けたいところ。
性が変われば周囲の目も変わりますし、
中途半端な時期に転校なんてなれば、お子さんの大事な時期をふいにしてしまいます。
そのため、小学校~高校生の間は卒業や進学のタイミングで離婚したいところ。
性が変わってもそこまで影響ありませんし、新しい人間関係も築きやくなります。
成人してから
待つことができるなら成人してから。
成人といっても20歳ではなく、
個人的には高校卒業のタイミングで良いのかなと考えています。
20歳となれば親権も必要なくなりますし、
あとはパートナーとの問題だけになります。
子ありで離婚するべきか悩むのは良いこと
もういちどお話をまとめさせていただきますね。
●実際に子ありで離婚した結果。大変。大変だけど幸せ
●判断基準は5つ。夫婦仲。その後の覚悟。周囲の協力。子どもの年齢。自分の気持ち
●とりあえず別居という選択肢もあり
●どちらにせよ離婚の準備(お金)はしておいて損なし
●子どもの精神的ダメージが少ないタイミングを視野に入れて
わたしも日に日に成長していく娘の姿に、
「決断するならはやくしないと」なんて焦りながらも、なかなか踏み出せませんでした。
おなじように、あなたもきっと毎日
「離婚したい」
「いやでも」
と迷っていることかと思います。
ですが、焦ってした離婚ほど後悔している方が多いのも事実。
迷うということは、まだ迷うべき時間。
そう考えて、お子様とあなたのために慎重な決断をしてくださいね。